字の美しさを資格として認定してくれる「硬筆書写技能検定」。
もっと字がきれいに書けるようになりたい人、自分の字のレベルを目に見える形で残したい人に人気の資格です。
今回は、そんな「硬筆書写技能検定」についてと、その受験を考えている人へおすすめの通信講座をご紹介します。
硬筆書写技能検定とは?
「硬筆書写技能検定」は、文部科学省後援の検定試験です。
6級から1級までの8段階があり、1年に3回全国で検定試験が実施されています。
小学生から社会人まで、幅広い人が受験できます。この検定の特徴とメリットを解説します。
各級の対象と合格率は?
「硬筆書写技能検定」の各級のレベルと合格率は、以下の通りです。
級 | 対象 | 合格率 |
6級/5級 | 小学生レベル | 90%前後 |
4級/3級 | 中学生・高校生レベル | 4級:85%前後 3級:60%前後 |
準2級以上 | 高校生・大学生・社会人レベル | 準2級/2級:40%前後 準1級:20%前後 1級:10%前後 |
社会人で初めて受験する場合は、3級に挑戦する人が多いようです。
合格したらメリットはあるの?
公的な資格なので履歴書や内申書に書ける
「硬筆書写技能検定」は文部科学省後援の資格なので、ペン字の通信教育の級位などと違い、公的性があります。
そのため、資格として内申書や履歴書に書くことができます。
学校によっては、「硬筆書写技能検定」の合格者は入試で加点の対象となっている場合もありますよ。
仕事の採用試験や履歴書作成でも、字がきれいなことを公的に証明してくれるこの資格は、かなり有利になることは間違いないでしょう。
自分の教室が開校できる
「硬筆書写技能検定」の1級は、字がきれいに書ける高度な技術と知識が求められる内容です。
難易度は高く、合格率は毎年10%ほど。字の指導者を目指す人向けの級です。
1級に合格すると、公的に「優秀な硬筆の指導者」としての認定を受けることができます。
指導者としてペン字教室が開けるようになるので、字の技術を極めて収入につなげたい人にはおすすめの資格です。
硬筆書写技能検定に対応している通信講座とは?
「硬筆書写技能検定」を受けたい人は、検定の勉強が効率よくできる通信講座を受講することが合格への近道です。
ここでは、「硬筆書写技能検定」に対応している通信講座を2つご紹介します。
がくぶんのボールペン習字講座
がくぶんが運営する「日ペンのボールペン習字講座」。
がくぶんといえば「日ペンの美子ちゃん」でご存知の人も多いかもしれませんね。
この講座は、「硬筆書写技能検定」の1級から4級まで幅広く対応しています。
昭和7年にペン字の通信講座を開始したがくぶんは、その歴史と確かな実績から、多くの人に選ばれている講座です。
実は、合格率10%の「硬筆書写技能検定」1級に合格した人も多数輩出している、すごい講座なんですよ。
長年の指導経験に基づいて一人一人に合う個別指導が受けられるため、丁寧な添削ぶりには定評があります。
DVD教材も付いているので、実際のペンの運び方など生の映像に触れながら学べるのも好評の理由です。

パイロットペン習字通信講座
こちらの講座も、「硬筆書写技能検定」の1級から4級までに対応しています。
講座には、初級(検定では4級・3級相当)、中級(検定では2級相当)、上級(検定では1級相当)の3つのコースがあります。
申し込むとすべてのコースの教材が1度に届くので、自分のレベルに合わせて学べます。
教材にも特徴があり、多くの通信講座は1つのお手本しかないですが、「パイロットペン習字通信講座」の場合は4つの系統のお手本があります。
自分の好きな書きぶりの系統を選んで学べるので、自分の理想の文字により近づけますよ。
課題を提出することにより、10級~7段までの「パイロットペン習字通信講座」独自の級位が認定されるので、モチベーションアップにつながる工夫もあります。

通信講座を受講して、硬筆書写技能検定の合格を目指すなら
- 「日ペンのボールペン習字講座」「パイロットペン習字通信講座」どちらも検定の1級から4級までに対応
- 「日ペンのボールペン習字講座」はプロの講師の丁寧な添削に定評があり、映像教材で見ながら学べる
- 「パイロットペン習字通信講座」は、4つのお手本から選べて、独自の級位認定で自分のレベルがわかる
独学で「硬筆書写技能検定」の合格を目指すことも可能ですが、やはり通信講座でプロの添削を受けながら学ぶと、より合格への近道になります。
受験したい検定の級と、通信講座の内容をよく比較しながら、自分に合った講座を選ぶといいですね!